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1990年の今日、競走馬のオグリキャップが第35回有馬記念を優勝し、優勝の美を飾った日です。
オグリキャップは、騎手の武豊さんと共に、第2次競馬ブームの立役者となったアイドル的な人気を博した競走馬です。ある一定の年代から上の方々には聞き覚えのある名前だと思います。当時、競馬好きの方々のみならず、競馬にあまり興味のなかった方々にも知れ渡り、社会現象にまで発展しました。
1990年、第35回有馬記念。オグリキャップは地方競馬でデビュー以来快進撃を続け、中央競馬に移籍後もその強さをいかんなく発揮。しかし、怪我により何度も休養を余儀なくされるが、そのたびに復活を遂げていた。そしてこの日、前走まで2戦連続で大敗を喫し、「オグリキャップは終わった」「限界だ」との声が多く聞かれるようになっていた。しかし、レースを先頭で駆け抜けたのは、オグリキャップでした。この優勝は、“復活”や“奇跡”と称され、ブームも最高潮に達していました。そして、引退。多くのファンに見送られながら、オグリキャップはターフを去ったのでした。
今日、紹介する一冊は、『オグリキャップ ターフの伝説』(狩野 洋一∥著)です。
推理作家の狩野洋一さんが、オグリキャップの誕生から引退までを追って描いていらっしゃいます。当時の写真も掲載され、オグリキャップの見たことのない表情も見ることが出来るでしょう。