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雲の妖精・くもっぴーが、二十四節気にのせておすすめの本を

ご紹介するヒョウ♪

 毎日暑い日がつづいてぐったりだヒョウ。でもこの【処暑(しょしょ)】

がきたからには、涼しい風がすこしずつ吹きはじめるんだ。

 少しずつ暑さが和らいでくるのはうれしいな。

 果物も美味しくなってくるぞ。この時季のいちおしの果物は、

無花果(いちじく)。遠いむかしから、いちじくは不老長寿と言われたり、

他にもアダムとイブの禁断の果実も、いちじくだったらしいヒョウ!

 よしよし、今回は不思議しかないのに、何故だか人間っぽい神話の世界を

紹介するヒョウヒョウヒョウ🎵

[BookShelf Image]:1775

世界物語大事典

(ローラ・ミラー∥総合編集、巽 孝之∥日本語版監修、越前 敏弥∥訳)

 古今東西の物語を集めた事典。第一章はその名も「古代の神話と伝説」

ギリシャ叙事詩「オデュッセイア」アラビア語で編まれた「千夜一夜物語」

そして「西遊記」まで。なんかタイトルは聞いたことあるなぁ。な物語が

イラストと一緒にまとめられていて楽しいぞ。その他の章もコンピュータ

時代とした、SFや近未来が題材の話も合って幅広く盛りだくさんだヒョウ。

ユダヤの神話伝説

(デイヴィッド・ゴールドスタイン∥著、秦 剛平∥訳)

 ユダヤの人々が語り伝える物語。そこには旧約聖書を補ってあまりある

神話、伝説が。この本ではユダヤ民族、歴史を織り交ぜつつ聖書との関連

性など、豊富な題材で紐解いてくれるんだ。アダムとイブ、この話も登

場るヒョウ。もちろん、いちじくの話もでてくるからな。

北欧の挿絵とおとぎ話の世界

(海野 弘∥解説・監修)

 雪と氷のベールでおおわれた国々、北欧。そこでうまれた伝承と神話、

物語の数々。それを豊かなイマジネーションで目に見える絵画で表した、

多くの画家たち。ページをめくれば暑い毎日を忘れて美しくひんやりとし

た世界にうっとりだヒョウ。

口訳古事記

(町田 康∥著)

 日本の神々話。日本列島の爆誕。そこでのあれやこれやの話が書かれたも

の。そう、それは「古事記(こじき)」何か今では見ないような難しい言葉

で書かれて、読む気がしない。そんなあなたにぴったりなのが、この本だ

ヒョウ。作家、町田康(まちだこう)が軽快な口調で古事記の世界を表現。

~「僕(やつがれ)のことは、ヤマやん、いうてくだはい。お宅のことは、

イズちゃん、言わしてもろてもいいですか」とかなんとか言った。~

こんな調子なので、長ーい神様の名前もばっちりOKだヒョウ。

山海経(せんがいきょう/さんがいけい)

(高馬 三良∥訳)

 中国の神話世界を知るならこれ。紀元前5-3世紀頃に成立し、その後も追加

をされながらできていった古代中国の地理書。有象無象の神々というか妖怪

というか、不思議な生き物ががてんこ盛りだヒョウ。日本の百鬼夜行にも影

響を与てるんだって。日本で妖怪といえば、水木しげる大先生!の解説も面

白いヒョウ。

2024年 (令和6年)
12月26日(木)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)