「戦前・戦中」の何を放棄して、「戦後」をどのように積み上げたのか?日中双方の第一線の識者が共同で研究に取り組み、歴史学者と国際政治学者が連携し、国際環境の中で日中関係を問い直す。

内容:戦後日中関係と歴史問題 波多野澄雄著. 戦後日中関係の展開と歴史認識 汪朝光著 松村史穂訳. 戦後処理と国際秩序の再編 佐藤晋著. 国民政府の対日戦後処理と東アジア国際秩序の再建 厳海建著 鈴木航訳. 戦後日本人の中国観の形成と変化 馬場公彦著. 戦後中国人の日本観の変遷 孫揚著 泉谷陽子訳. 戦後日中間における「ヒト」の移動 大澤武司著. 戦後日本人の帰国問題 呉万虹著 森巧訳. 戦争の歴史の記憶 水羽信男著. 国家レベルの歴史観の変遷と抗日戦争に関する歴史記憶の構築 李寒梅著 矢久保典良訳. 戦後から平和友好条約へ 井上正也著. 長期にわたって積み重ね、機をとらえて事を為す 章百家著 福士由紀訳. 「日中友好」時代の再検証 杉浦康之著. 歴史の回顧と啓示 張沱生著 河合玲佳訳. 日本から見た戦後日中関係 添谷芳秀著. 冷戦期中国の外交戦略と対日政策 王緝思著 帰泳濤著 河野正訳