環境問題や持続可能性、グローバリズムと地域性、経済格差や貧困等の諸問題が渦巻く今、政治・経済の場で「公共」をどう考えるのか。空間軸・時間軸・主体軸の3つの観点から「公共」という問題を分析し、未来を意識した真の「公共性」を問う。

内容:公共論はなぜ輝いているのか 東郷和彦著. 市民社会と経済人 中谷真憲著. 東洋的資本主義の可能性について 沈政郁著. 中国的公共領域としての「包=第三領域」 岑智偉著. ロシアにおける公共と経済 河原地英武著. 戦後の日本の発展と「国土と所有」問題 東郷和彦著. プラザ合意と土地バブル 東野裕人著. 中国における市民社会 滝田豪著. 国際主義とアメリカ第一主義との相克 高原秀介著. 持続可能性をめぐるグローバル・ガバナンス 井口正彦著. モラル・キャピタリズムの追求 スティーブン・B・ヤング著 中岡大記訳. ヨーロッパの市民社会と変貌するEU 中谷真憲著. 機能的アプローチから考えるグローバルな公共性 中岡大記著. 日常の公共性へ 中谷真憲著