新自由主義的な行財政改革とともに普及した「ローカル・ガバナンス」とは何か。文脈と背景、多様な事例に基づき地理学から迫る。巻末に事項索引と人名索引を収録。

内容:ローカル・ガバナンスとは何か 佐藤正志著 前田洋介著. ローカル・ガバナンスをめぐる政策的展開 美谷薫著 梶田真著. ローカル・ガバナンス台頭の社会・経済的背景 神谷浩夫著. ローカル・ガバナンスを捉える視角 前田洋介著 佐藤正志著. リスケーリングの政治としての「大阪都構想」 山﨑孝史著. ボランタリー組織の台頭とローカル・ガバナンスの形成 前田洋介著. 地方都市のまちづくりにおける住民・行政の役割と展開 富樫幸一著. 地方都市における地域特性を考慮した地域包括ケアシステムの構築と行政の役割 畠山輝雄著. 縁辺地域における公共サービス供給維持に向けた公民連携 佐藤正志著. 「平成の大合併」後の自治体内格差とローカル・ガバナンス 丸山真央著. 条件不利地域における観光まちづくりの展開 中條曉仁著. 日本におけるローカル・ガバナンスの実態と地理的含意 佐藤正志著 前田洋介著