多種多様なプレイヤーの利害とフィールドの変化に応じて、「しなやかに」対応可能な、著作権のあり方とは。著作権法学に関する考察のみならず、広範な視座から、コンテンツの創作・流通・利用主体をめぐる実態の把握・理論的考察を行う。

内容:ぼくのかんがえたさいきょうのちょさくけんせいど 田中辰雄著. 著作権法の設計 前田健著. 権利制限の一般規定 上野達弘著. 大量デジタル情報の利活用におけるフェアユース規定の役割の拡大 潮海久雄著. 権利制限の一般規定の導入と運用 張睿暎著. イギリスにおける公益の抗弁について 渕麻依子著. 拡大集中許諾制度導入論の是非 今村哲也著. 引用規定の解釈のあり方とパロディについて 横山久芳著. 同一性保持権侵害の要件としての「著作物の改変」 金子敏哉著. 建築作品の保存 澤田悠紀著. アジアにおける海賊版マンガから正規版への移行過程と残る諸問題 藤本由香里著. いわゆる「著作権教育」の観察と分析から得られる著作権制度の現状と課題について 小島立著. フェアユースの是非 田中辰雄著. マンガ・アニメ・ゲームの人物表現における類似判定に関する調査報告 白田秀彰著. マンガ・アニメ・ゲームにおけるキャラクターの本質的特徴について 白田秀彰著. 模倣の社会的意義を見極める方法を考える 寺本振透著. 著作権法におけるルールとスタンダード・再論 島並良著