平和憲法が日本の武力行使を許さなかったからこそ、紛争地で日本人は現地の人々から厚い信頼を得て、危険な時にも協力してくれる関係ができていた。現政権の積極的平和主義の間違いを具体的な事例で明らかにする。

内容:利用される「積極的平和主義」 谷山博史著. 外国軍が住民の反発を生んだアフガニスタンの事例 長谷部貴俊著. 日本が不当な戦争に加担したイラクの事例 佐藤真紀著. 外国人救出にPKOが動けなかったスーダンと南スーダンの事例 今井高樹著. 自衛隊の「駆け付け警護」の危険を考えるカンボジアの事例 熊岡路矢著. PKOの武力介入が失敗したソマリアの事例 磯田厚子著. 紛争現場の現実を無視した自衛隊派遣の危険性 谷山博史著. 戦争を時間の経過の中で見る 谷山博史著. 戦争と人道援助 谷山博史著. 平和国家としての外交資産の活かし方 谷山博史著. 日本の中立主義を考える 金敬黙著. 国連改革を通して新たな安全保障の構築を考える 高橋清貴著. 市民による平和構築の試み 谷山博史著