§知の世界に屹立する大澤社会学。若き日の大澤真幸が一篇一篇、全力投球で書き上げた力作論考。「第三者の審級」「求心化作用/遠心化作用」などが生み出された記念碑的な論考群。

内容:社会学理論のツインピークスを越えて. 物質と形式の交わるところ. 身体の微視政治技術論. 混沌と秩序. 社会システムの基底としての「カオス」. 失敗に内在する成功. 複雑性における〈社会性〉. 自己準拠の条件. 経済の自制的〈反〉秩序. 乱調の自己準拠. 支配の比較社会学に向けて. ヴィトゲンシュタインのパラドクス・代表制のパラドクス. 身体加工の逆説的回帰