「戦争はいけない」「軍部が悪かった」「指導者が愚かだった」…。歴史はそんな悪玉、善玉の二元論では語れない。昭和の日本が辿った戦争の時代を、社会のダイナミズムを知る大人ならではの歴史観で読み解く。

内容:世界史の中の昭和史 半藤一利〔ほか〕述 船橋洋一〔ほか〕述 出口治明〔ほか〕述. 日本を滅ぼした「二つの顔」の男たち 保阪正康著. 永田鉄山が仕掛けた下克上の真実 川田稔著. 軍閥中国は「イスラム国」状態だった 広中一成著. 松岡洋右も陸相も「残留」を望んでいた 井上寿一著. エリート軍人がテロに走るとき 別宮暖朗著. 特高は見た「青年将校」の驕り 佐藤優著. 蔣介石が準備した泥沼の戦争 北村稔著. 「幻の同盟国」ソ連に頼り続けた日本 田嶋信雄著. 開戦回避チャンスは二度あった 佐藤元英著. ヒロシマ・ナガサキこそ戦争犯罪だ 宮崎哲弥著. 日本は「無条件降伏」ではなかった 五百旗頭真著. 東京裁判の遺産 日暮吉延著. 日米合作だった戦後改革 福永文夫著. 天皇・マッカーサー写真の衝撃 眞嶋亜有著. 和解が今後も進まない三つの理由 木村幹著